歴史と世界

サイト集と日本と海外の国の比較や名古屋の情報

民族意識と社会の多様性

はじめに

日本の海岸線はどのように変化してきたのでしょうか。また、現在の郷土は昔どうだったのでしょうか。

私は名古屋市に住んでおり、70歳代になりますが、これまで住所が名古屋市以外になったことがありません。リタイアした今、さまざまなことを調べてみると、名古屋の地名には海と関係するものが非常に多いことに気づきました。例えば、鳴海や星崎といった地名は現在、海から約3キロ内陸にあります。また、副都心の金山橋のすぐ南東側にある熱田区波寄町や、中区の洲崎神社(廣井天王社)、名古屋駅南の水主町なども、海と深い関わりがある地名です。『水主』は水夫、つまり船乗りを意味しており、海との関連性が高いと考えられます。

こうした地名の変遷を考えると、古代と現代とは、海岸線が違っている為でなないかと思います。

日本についての考察を深めるために、まず「日本」という名称がどこを指しているのか、そしてその名称がいつから使われるようになったのかを探ることは重要です。また、日本民族大和民族の違いや、「倭」という言葉が何を意味しているのかを明らかにすることで、日本の歴史と文化をより深く理解することができるでしょう。

古地図を通じて、名古屋周辺の地形が現在とは大きく異なっていたことや、家康が水攻めを恐れてその頃の尾張の中心であった清州を離れ、街ごと引っ越してまで現在値に名古屋城を作った背景を知ることができます。このような地形の変化や歴史的背景は、日本の社会や文化がどのように形成されてきたのかを理解する手がかりとなります。

テレビ番組の時代劇は、現代の視点から描かれたドラマであり、登場人物にちょんまげを結わせたり、古そうな風景を背景にしているに過ぎません。多くの場合、登場人物の精神構造は現代的であり、当時の価値観を反映しているわけではありません。視聴者に共感を呼ぶためには、登場人物の精神構造や価値観が現代的であることがほとんどです。

それゆえ、ネットで、古い時代を語るには、慎重さが求められます。日本の歴史や文化を探求していくことには、学会ほか、公的機関が認めた見解が必要です。特にネット情報の多くは個人的な見解であったり、人もを引くために作ったサイトだったりします。

縄文人

縄文時代に本州、九州、四国に住んでいた人々は、総称して縄文人と呼ばれています。彼らの中には海洋民もおり、伊豆諸島の黒曜石が東日本各地で発掘されていることからも、広範囲にわたる交易が行われていたことがわかります。彼らは大きな船を使って、陸路では困難な大規模な移動や交易を、海や川を利用して行っていたと考えられます。使っていた木材も人口が少なく、大量伐採を行わなかったであろう時代では、木も屋久島の様に大きかったと思います。

縄文時代の始期と終期については多くの議論があります。始期については一般的に約1万6000±850年前とされています。終期については、定型的な水田稲作や金属器の使用を特徴とする弥生文化の登場が契機となりますが、地域差が大きく、紀元前数世紀から紀元前10世紀頃までさまざまな説が存在しています。また、東北北部から北海道にかけては、他地域で弥生文化が登場した後も縄文時代生活様式が継続されました。

縄文時代が長期にわたる理由の一つは、研究がまだ十分に進んでいないためです。また、縄文時代には複数回の渡来があったと考えるほうが自然です。この時代が比較的平和だった理由には、人口密度が低く、人々が出会う機会が少なかったことや、食料の確保がそれほど困難ではなかったことが挙げられます。

さらに、縄文時代の人々が完全に消滅したわけではなく、現代の日本人において縄文人のDNAは一定割合で受け継がれています。地域や民族によって異なりますが、大和民族では地域によって10~20%、アイヌ民族では約60%、琉球民族では約30%の縄文人のDNAが受け継がれているとされています。

縄文人に関しては、まだ知らないことが非常に多いわけで、それを現代的視点で語らないようにしたいものです。

三内丸山遺跡は、世界遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」の一つです。この遺跡からは土器などが発掘されていますが、縄文土器として有名な火焔型土器とは大きく異なります。縄文土器=火焔型土器というステレオタイプな考え方は適切ではないようです。

すでにブログにしたように建物や使っている工法などは、出雲に引き継がれていたのではないかと思います。

縄文人 - Wikipedia

縄文時代 - Wikipedia

三内丸山遺跡 – 【公式】世界遺産 北海道・北東北の縄文遺跡群 (jomon-japan.jp)

ブログ記事編集 - はてなブログ (hatena.ne.jp)

日本国民と大和民族

日本国民: 法律で定められた概念で、日本国籍を持つすべての人を指します。国籍は、ある国家に対する帰属関係を示すものであり、民族とは異なる概念です。

日本民族: 血統、言語、文化、歴史などを共有する集団を指す概念でしたが、現代では、日本国民の多様性から、あまり使用されなくなりました。

民族の定義

「民族」の定義は、言語、人種、文化、歴史、同族意識など、様々な要素が絡み合っており、明確な線引きをするのは難しい概念です。特に、食文化のような具体的な要素を基準にすると、その認識は人によって異なり、客観的な定義が困難になります。

民族の定義は、政治的な文脈において非常に重要な意味を持ちます。特定の民族を優位に位置づけたり、逆に差別したりする状況が生じる可能性があるからです。また、民族意識を強要することは、個人の帰属意識を束縛し、多様な社会の実現を阻害するリスクもあります。

民族 - Wikipedia

日本人 - Wikipedia

大和民族 - Wikipedia

琉球民族 - Wikipedia

アイヌ - Wikipedia

倭 - Wikipedia

さいごに

私たちは、民族という概念を客観的に捉え、多様な社会の実現に向けて、どのような取り組みを行うべきか、改めて考える必要があります。