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古代の尾張

西暦717年を信じると、海岸線はかなり内陸にあったようです。白山・高座山は愛知県春日井市高蔵寺付近の地名です。玉野はその北側の山です。名古屋市守山区の志段味には古墳ミュージアムがあります。名古屋市の北東の端にある東谷山から志段味・吉根には多くの古墳群があります。海に面した見晴らしが良い場所だったと思われます。

古墳の場所でその時代の海岸線が推測されます。

熱田神宮の北には台地が延びており、現在もその高低差が残っています。名古屋城はその熱田台地の北端に建てられました。清州越しで人々を連れてきたのは、おそらく1600年頃、清州を水攻めにされるのを恐れたからでしょう。そのようなことや、名古屋城の北側、現在の名城公園の辺りが沼地だったことも想像できます。

 

愛知の大きい古墳には断夫山古墳・白鳥塚古墳があります。断夫山古墳は熱田神宮のすぐ北があり、昔は、海からの見晴らしがいい丘陵だったと思われます。

古墳から出土した一部の遺物は名古屋市博物館に展示されています。多くの古墳が存在することは、この地域においてかつて大きな権力があったことを示しています。また、古墳の大きさに大きな差があるのは、作られた年代と地位の差を示しているのかもしれません。

この地域の豪族 尾張氏は『日本書紀』によれば、天火明命(あめのほあかりのみこと)が祖先であり、その系譜は天忍人命から始まるとされています。また、熱田神宮といろいろと関係が深い氏族です。

 

 

 

玉野には弥勒山・大谷山があり、登山のトレーニングに使われています。私も行ったことがありますが、名古屋近郊で、中央線で行きやすいところにこんな場所があるのかと驚きました。

近くの高座山では水晶もとれるらしいですが、自衛隊の駐屯地があり立ち入りできない場所も多いとのことです。